米財務長官、キーウ訪問「同盟国と対露制裁継続」
米国のイエレン財務長官は２７日、ウクライナの首都キーウ（キエフ）を訪問し、ゼレンスキー大統領やシュミハリ首相らと会談し、同国への追加支援第１弾として１２億５０００万ドル（約１７００億円）の資金提供を実施すると発表した。
バイデン米政権は経済支援を通し、ウクライナ政府の維持や市民生活を支える消防や医療の公共サービスなどを支援する。イエレン氏はゼレンスキー氏との会談で、経済支援とともに。「残忍な戦争」を始めたプーチン露政権の資金獲得を押さえ込むため、日欧などと厳しい対露制裁を進めていく考えを伝えた。
イエレン氏は演説で、対露制裁に関し「戦争が終わるまでわれわれが休むことはない」と強調。「制裁を回避しようとするプーチン政権を助ける組織」への措置についても「ためらわない」と述べ、制裁回避につながる動きに積極的に対応していく方針を示した。
バイデン大統領は今月２０日の自身の電撃訪問に続いて重要閣僚をキーウに派遣することで、ウクライナ支援に対する強い決意を改めて内外に示した。
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