立憲民主党の長妻政務調査会長は、岸田総理大臣が打ち出している子ども予算の倍増について「予算の倍増に期待している人は多く、祈るような気持ちで国会審議を聞いている人もいる。倍増というのはGDP=国内総生産比で倍にするのか、絶対金額を倍にするのか、どちらなのか」とただしました。

これに対し、岸田総理大臣は「現代社会で求められている子ども・子育て予算は何なのかということが、整理されてこそベースが決まる。中身を決めずして最初からGDP比いくらだとか今の予算と比較でどうかとか、数字ありきではない。しっかり整理したうえで、将来に向けて、倍増に向けての大枠を示していく」と述べました。

また、木原官房副長官は、先にテレビ番組に出演した際「子ども予算は子どもが増えればそれに応じて増えていく」などと発言したことについて
「子どもが増えれば予算を倍増するようなことを申し上げてはいない。社会保障予算の特性として、子どもが増えればそれに応じて予算が増えるという面もあり、出生率のトレンドによって倍増が実現するタイミングが変わり得る。効果的な中身にするべきだということを申し上げた」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230227/k10013992761000.html