水戸市は1日、マスク着用の指導に腹を立てて庁内のデータを勝手に削除し、人事評価が低ければ「刺す」と語るなど、地方公務員法違反の言動があったとして市税務事務所収税課の男性主査(44)を懲戒免職にした、と発表した。
処分は2月28日付。
【写真】マスク拒否の市議が熱心に語った「真実」、Qアノンかと問われると
市によると、昨年12月13日に主査がマスクを着用せず、課長補佐が着けるよう指導。14日に市人事課とやりとりした際「いつまでもマスク着用はおかしい。海外はもうしていない」と語ったという。
■「マスク指導でもめましたよね」
今年1月、課長補佐がよく使う、市税滞納者に関する課内の対応データが直近4年度分消えていることが発覚。内部調査で主査のパソコン経由でデータが消されていたことがわかり、主査は「マスク指導でもめましたよね。納得できず削除しました」と認めたという。市は公用文書毀棄(きき)容疑で水戸署に被害届を出した。
人事評価をめぐっては1月下旬、課長補佐に「自分は標準だと思うがそれより低かった場合は、包丁をもって脅したり、刺したりすることを考えている」と伝えてきたという。
昨年度の前所属課での評価にも不満を持ち、人事課長には「納得できない説明なら『命はないものと思え』と伝えてほしい」と話したという。前所属課では、大量の薬を飲んで寝転がったり、上司に従わなかったりしていたという。(張守男)https://news.livedoor.com/article/detail/23793520/