富山湾のホタルイカ漁解禁も…わずか59匹 網にはホタルイカを食べる大量の生物が…
富山湾できょうからホタルイカ漁が解禁になりました。しかし、滑川漁港の初日の水揚げはわずか59匹と過去10年で最少。網に大量にかかっていたのはホタルイカを食べる別の生物でした。
佐藤優里アナウンサー:
「午前4時です。天候には恵まれましたが、波が少し荒れています。富山湾のホタルイカ漁、きょうから解禁です」
解禁初日のきょうは富山県の滑川漁港から、6隻の漁船が1.5キロほどの沖合に仕掛けられた定置網を目指して出発しました。
そして、漁師たちが定置網をたぐり寄せると、青白く光る幻想的なホタルイカ…ではなく、大量の別の生物が姿を現しました。
「マイカ」とも言われる「スルメイカ」です。
スルメイカはホタルイカを食べるということで、エサを求めて大量に集まったのでしょうか?
■去年はイワシに悩まされ、今年はスルメイカに…
ホタルイカの初日の水揚げはわずか59匹と、不漁だった2007年の9匹は上回ったものの、過去10年では最少でした。浜値も500グラムで1万1000円の高値となり、1匹200円近い計算です。
実は去年の解禁日には大量のイワシがかかり、ホタルイカの水揚げが少なかったのですが、ことしは大量のスルメイカ。しかし、安いイワシが大量にかかるよりは、ましだと話します。
滑川春網定置漁業組合 水橋一仁 副組合長: 「全然だめでしたね、残念な結果となりました、去年は初日に50キロが、ことしは59匹やからね。もうやっぱり心配は心配ですけど、期待するしかないからね」
富山湾のホタルイカ漁は、4月にかけて最盛期を迎えます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a733002c42e8841efc7ac4254ee781e9973529a