堺市教育委員会は、いじめで不登校になった児童に卒業証書を授与していなかった元校長を、減給処分としました。

堺市立小学校に通っていた男子児童は5年前、複数の児童からのいじめで不登校になり、そのまま卒業しました。

いじめによる不登校の疑いがある場合は、教育委員会に報告することが法律で決まっていますが、小学校は、報告をしていなかったほか、卒業証書も授与していなかったということです。

また、小学校は進学先の中学校に引継ぎをせず、男子児童は、加害児童と同じクラスになったことなどから、現在も不登校が続いています。

これを受けて教育委員会は、当時の校長(63)を減給10分の1の懲戒処分にしました。

教育委員会は「いじめ事案を共有できるシステムの導入などで再発防止に努める」としています。

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