徳島県警は2日、80代の父親の遺体を同県阿波市の自宅で布団の中に隠して放置したとして、死体遺棄の疑いで、同居していた知的障害のある40代男を逮捕した。父親は頭に傷があり、男が殺害への関与を示唆したため、県警は殺人容疑も視野に死因などを慎重に捜査する。80代の母親の遺体も発見されたが、目立った外傷はなく、事件性の有無を調べる。
阿波吉野川署によると、男は両親と3人暮らし。別に暮らす男の40代弟が1日、阿波市役所に「母親が亡くなった」と届けた。市から連絡を受けた署員らが1日午後に男の自宅を訪問し、室内に敷かれた布団の上で母親の遺体を発見した。同じ室内で積み重ねられていた別の布団の中で父親の遺体を見つけた。
逮捕容疑は1日ごろ、阿波市の自宅で布団をかぶせるなどして父親の遺体を隠して遺棄したとしている。
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