子どもたちが「昆虫食」の魅力に触れるイベントが23日、京都市左京区の吉田幼稚園であった。料理人によるコオロギを使ったメニューを味わうなどし、生物資源や自然環境の大切さを学んだ。

 栄養価が高く、生産コストを抑えられるなどの利点がある昆虫食を知ってもらおうと、京都東ロータリークラブが企画した。

 親子連れら約50人はまず、昆虫食の特徴について専門家から説明を受けた。世界中でおよそ20億人が約2千種類の昆虫を食べていると聞き、「すごい」と驚いていた。

 その後、近くの山で虫取りを体験。バッタなどを持ち帰って素揚げにすると、おそるおそる口に運んでいた。京料理人が事前に作った、コオロギの粉末を混ぜ込んだ栗ご飯や吸い物、切り干し大根なども味わった。

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