《織田信成氏、モラハラ訴訟に敗訴》教え子の保護者たちが告発していた問題発言「価値がない選手」「国に帰れ」
3/3(金) 11:31配信
フィギュアスケーター・織田信成氏(35)とフィギュアスケートの濱田美栄コーチ(63)がそれぞれ相手を訴えていた訴訟の判決が、3月2日に大阪地裁であった。松本明敏裁判長は、織田氏の訴えを棄却する一方で、織田氏の記者会見やブログ投稿などで名誉を毀損されたという濱田氏の反訴請求は認め、織田氏に220万円を支払うよう命じた。
【写真】涙ながらに被害を訴えた織田信成氏
織田は2017年4月に関西大学(以下、関大)アイススケート部の監督に就任した。しかし、2019年9月に監督を退任。同年11月に会見を開き、濱田コーチによるモラルハラスメントで辞任に追い込まれたことを明かした。そして、精神的苦痛を受けたとして濱田コーチに1100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
「織田氏の主張によると、選手にとって危険な練習方法だと感じて濱田コーチに意見したところ、濱田コーチが激高し、それから無視や陰口、悪い噂を流されるなどの行為が続いたそうです。約2年半にわたってモラハラを受けていたとして、『(年上の濱田コーチと)パワーバランスがあり、監督でありながら決定権がなかった』と涙していました」(全国紙記者)
『女性セブン』は、2019年11月に行われた織田氏の会見後すぐに彼を知る人々に話を聞いている。当時、ある選手の保護者はこう打ち明けていた。
「織田さんは濱田コーチからモラハラを受けたと主張していましたが、激高がモラハラというなら彼からモラハラを受けたという保護者や生徒は多いはずです。
成績がよくない学生に“価値がない選手”と言ったり、海外から練習に来た子に“自分の国に帰れ”と怒りにまかせて言うのを聞いたこともあります。ある保護者は“今時の子は挨拶もできない”と長時間にわたって説教を受けたうえで“親として失格”とまで言われ泣いていました」
関大関係者もこのように証言している。
「2017年頃になりますが、織田さんに“コーチとしてもっとアドバイスしてほしい”と食い下がった学生と保護者がいました。自分の練習に力を入れてないがしろにされていると感じたようでした。その保護者にむかって織田さんは“このリンクはぼくと大ちゃん(高橋大輔選手)のために作られた。きみはそのレベルにないです”と言った。この発言は発破をかけるというレベルのものではなく、波紋を呼びました」
もちろん取材の中で織田氏に感謝を述べる保護者もいたが、織田氏への違和感を口にする保護者も少なくなかった。その当時、彼をよく知るスケート関係者はこう話していた。
「プロとしてアイスショーに出る以上は、相当な練習を積まなければいけない。一方で監督として選手の指導にも力を注ぎたい。難しい立場にあったのは事実だと思う。自分の思い通りにいかないことからくる焦りが、今回の騒動の根底にあったのかもしれません」
自身の主張が認められず、今の織田氏の胸中は──。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0c0702c6c0664ac62c9ab8a33f3ebd34a2e0fa5