ハラスメントの撲滅に向けた活動などをしてきた弁護士からセクハラ被害を受けたとして、依頼人だった25歳の女性が1100万円の損害賠償を求める裁判を起こし、「生涯、弁護士として活動しないことを求めたい」と訴えました。

 馬奈木厳太郎弁護士(47)からセクハラ被害を受けたと訴えるのは、舞台俳優の知乃さんです。

 訴状などによりますと、知乃さんは馬奈木弁護士の依頼人でしたが、2019年9月から去年1月までの間、繰り返し体を触られたり、卑猥なメッセージを送られたりしたうえ、意に反する性行為を強要されたということです。

 知乃さんは「弁護士業務継続と引き換えに性的関係を求める行為に困惑させられ、強い精神的苦痛を覚えた」などとして、馬奈木弁護士に対して1100万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000290073.html?display=full