勤め先の規模と「乳児死亡率」の関係
次に注目できるのは、どんな仕事かによって、「乳児死亡率」(子どもが1歳未満の死亡率)に違いが出ることだ。
これについて、筆者は2011年に上梓した著書『職場流産』などで、阪南中央病院の産科医師の研究を引用してきた。その研究と同様に、2021年の世帯の仕事別の乳児死亡率を計算した。
すると、乳児死亡率は「無職」がもっと高い1.82%となり、最も低くなったのが「常用労働者Ⅱ」の0.09%で、大きな違いが出た。勤め先が「安定」しているほど死亡率は低く、不安定になるほど死亡率が高まっていく。
https://gendai.media/articles/-/106943?page=2