杉本苑子さんの本であった話

武芸は強いが飲んだくれてサボってばかりの侍がいた
藩もみかねてとうとうクビに
侍はお世話になりました、とどこかへ行ってしまった
その後藩のものが武士の家を調べに行ったら
厳重に鍵をかけた物入れがある 開けてみると

立派な鎧一式に小判30両 そして今の今研ぎ上げたばかりのような
切れ味するどい立派な太刀一腰が入っていた
「怠け者どころか 見上げた心がけの侍だった 直ちに召し返せ」
という事になったそうな