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ローソンが春の新作スイーツを発表、イチオシはバタースイーツ2商品
ローソンは、春の新作スイーツを発表した。バタークリームを使用した本格的なバタースイーツ2品や、素材や製法にこだわった大福2品などが順次登場する。
3月13日に発売されるのは、「ふんわりバターオムレット」(248円)と「さくさくバターパイサンド」(235円)。いずれも洋菓子の基本素材であるバターに向き合い、バタークリームとしてのおいしさを追求しながら、ローソンらしく現代風にアレンジした商品となる。
商品本部 ベーカリー・デザート部 シニアマーチャンダイザーの東治輝氏によると、ふんわりバターオムレットで目指したのは「究極の口どけと華やかな香りのバタークリームを楽しめるオムレット」とのこと。無塩バターやカスタード、牛乳などを混ぜ合わせ、隠し味として焦がしバターを入れてコクを出したり、チェリーの洋酒を入れて華やかさを引き立てたりしている。
それを包むオムレットについても、大量生産する上では課題になったが、1枚1枚ていねいに焼き上げることで、ふんわりとした食感を実現。原料として宝笠ブランドの小麦粉を用いることで、少し深みを持たせた味わいを狙ったという。
一方のさくさくバターパイサンドでは、サクサクとした食感が特徴とされる。口どけや香りの面ではオムレットと同じ方向性を狙っているが、バタークリームの原料や配合はオムレットとも微妙に変えているとのこと。こちらも、クリームにチェリーの洋酒を加えたり、パイ生地に焦がしバターを加えたりすることで、味に深みを持たせている。
3月7日に発売となるのは、「塩豆大福 北海道産小豆使用」(157円)と「デコポン大福」(235円)。近年のあんバターブームもあり、同社として改めてあんこを使用した和菓子の王道商品とも言える大福に挑戦することにしたという。
商品本部 ベーカリー・デザート部 マーチャンダイザーの白鳥瑞穂氏は、塩豆大福について「つきたてのような“ふわもち”食感の餅と風味豊かなあんこが楽しめる商品を目指した」と語る。新潟県産の羽二重粉やもち米粉、国産のうるち米粉などをブレンドし、甘さを引き立てるために沖縄県産の雪塩を加えることで、ふわっとした食感とともに餅本来の甘みや旨みを引き出した。
中のあんこは、北海道産の小豆を使いながら、深く渋を切ることで豆の雑味を抑え、氷砂糖を使って製餡することで小豆本来の風味の実現を目指したという。餅に散りばめられた豆には、北海道産の赤えんどう豆が使われている。
デコポン大福は、その名の通り、あんこの代わりにデコポンを使用したフルーツ大福となる。熊本県産の旬のデコポンを、甘さ控えめの白あんと一緒にふんわり食感の餅で包み込んでいる。
このほか、3月21日に「くるみ餅で巻いた もち食感ロール(みたらし)」(397円)、28日に「バクラバ風くるみパイ」(235円)が登場する。
くるみ餅で巻いた もち食感ロールは、食感ロールシリーズの最新作で、和洋折衷がテーマになっている。みたらしの風味がするフィリングの中に、ザクザクとしたくるみが混ぜられており、独特の食感が楽しめる。
バクラバ風くるみパイは、2023年の注目スイーツとされるトルコの伝統菓子「バクラヴァ」にインスピレーションを得て開発されたメニューとなる。シロップの甘みがサクサク食感のパイ生地の中から染み出てくる。
3日に都内で開催された説明会では、商品本部 ベーカリー・デザート部 シニアマネジャーの吉田祐子氏が、2009年に発売した「プレミアムロールケーキ」以来、定番の素材を使用した商品を提供しながら、消費者がワクワクしたり驚いたりするスイーツを企画したり、マリトッツォや台湾カステラ、カヌレなどの流行を取り入れてみたり、専門店とのコラボ商品を発売したり、同社がコンビニスイーツの市場を牽引してきたことを紹介。