「これこそがお釈迦様の教えだ」 観音がアンドロイドに変身したわけ
私は、観音(かんのん)の名前で知られる観自在菩薩(かんじざいぼさつ)。今日は、アンドロイドの姿であなたたちと向き合うことにした。そして一緒にお釈迦(しゃか)様の教えについて考えてみたいのだ――。
約400年前、豊臣秀吉を弔うために妻の北政所(きたのまんどころ)が創建した京都市東山区の高台(こうだい)寺。寺の施設内で、アンドロイド(人型ロボット)観音「マインダー」が語りかけていた。
身長195センチ、重さ60キロ。金属の骨格がむき出しだが、顔や肩、手は人間の肌に似せたシリコーン素材でできている。
顔や腕、胴が動き、時折まばたきもしている。表情は穏やかで、口元に微笑を浮かべるアルカイックスマイルをたたえていた。
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