30歳、40歳の成人式を開催 「帰郷の機会に」と市が企画 京都:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR346T53R34PLZB006.html

京都府綾部市で4日、「3040(さんまるよんまる)成人式」が初めて開かれ、今年度に30歳か40歳になる市出身者らが集まった。20歳が対象の「成人式」への出席率が毎年8割近いことに着目した市が、節目ごとに帰郷の機会を設けて「里心」を刺激し、UターンやIターンにつなげようと企画した。

市内であった式典には、1992年度生まれの27人と82年度生まれの24人の計51人が参加。山崎善也市長は「人間良い時も悪い時もある。ふるさととの関わりを持ち続け、どこかのタイミングで帰ってくることを考える機会にしてほしい」とあいさつした。

30歳を代表し、市消防職員からお笑い芸人に転じた西雄拓未さんが「年をとるってめっちゃいい。新しいことに挑戦し続けたい」と決意を語った。Vリーガーから地元の小学教諭に転じた大槻めぐみさんは40歳を代表し、「私を育ててくれた人と人のつながりを大事にしながら、綾部に恩返しをしたい」と話した。2人はあやべ地域交流大使「シャンプーハットてつじ」さんとも対談した。

会は夕方に終了。市内の飲食10店で使えるクーポン3千円分ずつを配り、「二次会」開催を促した。(大野宏)