https://www.gentosha.jp/article/16715/

2009年、野宿生活者の支援をする精神科医の森川すいめいが東京・池袋で168人のホームレスを対象に行なった調査によれば、そのうち10~15%の人が精神障害を抱えている疑いがあり、19%の人がアルコール依存症と判断された。

さらに同調査ではIQが70未満の人が34%もいたという結果も出ている。ウェスクラー式の知能検査(WAIS-III)によれば、IQ70未満は「精神遅滞」と診断され、知的障害がある判定基準のひとつとなる。出現割合は2.2%とされているため、森川の調査の34%という数字がいかに高いかわかるだろう。