■内閣府「生産性と人口規模に正の相関」
人口減少を迎える我が国では、技術進歩が今後の経済成長を高める原動力とはなりにくいとの見方もある。実際、様々な条件をコントロールして人口と生産性の関係を調べた研究11によれば、人口規模と生産性には正の相関がみられる(第3-1-5図)。すなわち、人口減少と生産性が独立して決定されるのではなく、人が技術進歩を生み出す以上、人口が重要な要因となる可能性を示唆している12。
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je08/08b03010.html
■内閣府「海外は移民で経済成長してるだけ」
そうした外国人労働力は、実際にどの程度、経済成長に寄与したのだろうか。諸外国の経験に関する先行研究によれば、例えば、英国では、外国人労働力の経済成長への寄与率は、2006年で約15~20%相当あったとされる。また、アイルランドでは、過去10年間の平均成長率5.9%のうち4.8%ポイント、フランスでは1.6%のうち1.3%ポイントまでが外国人労働力の寄与であると指摘されている8。
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je08/08b03010.html