ウクライナ東部バフムト ロシアが包囲網狭める 防御脆弱に 英分析

英国防省は4日、ロシアが侵攻するウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトで、包囲網を狭めるロシアに対し、ウクライナ軍の防御が脆弱(ぜいじゃく)な状態にあるとの分析結果を公表した。

 同省によると、ロシアは正規軍と民間軍事会社ワグネルがバフムト北郊で前進し、市内の一部と周辺で、ウクライナ軍との激しい戦闘が続いている。ウクライナ軍は精鋭部隊を増強するなどしているが、ロシアによる3方向からの攻勢に対し、防御が手薄になっているという。また、ウクライナ軍の主要な補給路を含む二つの橋が破壊されたことで、補給能力も低下しているという。

 ロイター通信によると、ウクライナ軍幹部は4日、ロシアがバフムト包囲を試みたが失敗したとフェイスブックに投稿した。だが、ウクライナ側にとって戦況は厳しくなりつつあるとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5044d03e69daa3f552ef4c53ce34fd75d568250