高校の修学旅行の時、年寄りの土産を選んでたらよそのクラスのまったく顔見知らない女子にいきなり声を掛けられた。
「わたしもそれにしようかな」 と。俺はおびえ、振り返ることもせずそのまま立ち去ってしまった。
もし応答していたら修学旅行という特殊な状況をねらいあえて声を掛けてきたその女子と早晩セックスだったろう。
だが俺は逃げた、自らの運命から逃げた。