砂浜への車両乗り入れ禁止 茨城・大洗サンビーチ 県、利用客安全へ4月から

茨城県は7日、同県大洗町の海水浴場「大洗サンビーチ」への車両乗り入れを4月1日から禁止すると発表した。車両が砂浜に進入するケースが後を絶たず、観光客と接触するなどの危険性があることから、地元の要望などを受け踏み切った。県によると、利用者の安全を目的とした砂浜の車両進入規制は全国でも例がないという。

規制区域は大洗サンビーチの南北約1.9キロ区間で、自動車やオートバイ、バイクなどの進入を禁じる。海岸法に基づき、違反した場合は6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。

大洗サンビーチはコロナ禍前の19年に県内最多の約16万人の海水浴客が訪れた。潮干狩りやサーフィンを含め観光地として人気が高い。近年は車両の乗り入れによる接触事故の防止対策が課題となっていた。

大洗町は2021年8月、安全対策のため恒久的な車両進入を防止する対策を、所管する県に要望していた。現地調査した結果、海水浴や潮干狩り客などが車両で砂浜に乗り入れるケースが多く見られたことから、県は規制が必要と判断した。

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