https://www.asahi.com/sp/articles/ASR36764FR36PLZB003.html

【今なら3カ月間月額99円】30歳以下限定の応援割キャンペーン!スタンダードコースは全記事読み放題!
写真・図版
京都府警本部=京都市上京区
全国女子駅伝で下半身強調して撮影した疑い 京都の公務員を書類送検
光墨祥吾
2023/3/7 11:45
 全国都道府県対抗女子駅伝に出場した選手たちの下半身を執拗(しつよう)に撮影したとして、京都府警は7日、地方公務員の男(39)=京都市南区=を府迷惑防止条例違反(ひわいな行為の禁止)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。男は「自分の性欲を満たすためだった」と供述しているという。

ADVERTISEMENT


 捜査関係者によると、男は1月15日、京都で開かれた「第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」(日本陸上競技連盟主催)で、高校生や大学生ら選手4人(18~22歳)の下半身などを強調した写真を撮影した疑いがある。

 女子駅伝には全国47都道府県の選手が出場。男はカメラを使い、ウォーミングアップ中の選手や、中継所で倒れ込んでいる選手の下半身や胸を撮影。カメラからは計約180枚が見つかったという。

 府警は女子駅伝の当日、競技と直接関係がない性的な写真を撮影する「アスリート盗撮」に目を光らせようと、沿道に捜査員を配置して警戒。カメラを持った不審な男を捜査員が発見し、その後任意で事情を聴いていた。

 スポーツ選手を性的な目的で撮影したり、画像を拡散したりする「アスリート盗撮」は社会問題化しており、警察やスポーツ団体などが警戒を続けている。

 京都府は府迷惑防止条例を2020年1月に改正。服の上からでも執拗に胸や尻などを撮る行為は「ひわいな言動」として規制対象になった。

京都府警は21年にも、陸上大会に出場していた女子高校生のユニホーム姿の下半身を大量に撮影したとして、別の男を同条例違反の疑いで書類送検。男は罰金30万円の処分を受けた。(光墨祥吾)