JAXAによると、2段目のエンジンの着火が確認されず、地上から指令破壊の信号を出した。搭載した地球観測衛星「だいち3号」を予定の軌道に打ち上げられず、発射は失敗した。

 ◇「原因の特定難しい」

 米本浩一・東京理科大教授(航空宇宙工学)は「2段目のエンジンには、駆動するために電動化を多用するなど、新しい技術が使われている。これらの電気系統に異常があった可能性がある。しかし、破壊によって機体を失っているので、原因の特定は難しい。今回の飛行のデータから推定するしかないが、原因を究明し、対策をするには年単位の時間がかかるだろう」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef67f25228cd92f2cb2c543d9eadddffef0c6fb7