https://news.yahoo.co.jp/articles/15e41fa834315e9d338e91736362c15535029f74

現職総理が、銃撃に倒れた元総理の墓に手を合わせる――。
いかにも“絵になるシーン”であり、選挙応援のスタートとしてこれ以上ないものと思われるが、
なぜ中止となってしまったのか。

■分骨でさえ踏ん切りがつかない

「出発の前になって、党幹部が念の為遺族側に確認したところ、
お墓にはまだ安倍氏の遺骨は納められておらず、富ヶ谷の自宅にあるということがわかったのです。
納骨前に墓参りをするのは不自然ではないかという判断で、急遽、遺影への黙祷に切り替わったのです」

 一体なぜ、遺骨がお墓に収められていないのかといえば、

「当然ながら、奥様の昭恵さんの判断です。
病気や老衰などではなく、突然に、しかも銃撃という、あまりにも衝撃的な形で夫を亡くした悲しみは
今も全く癒えておらず、遺骨を自宅に置いていて、朝も夜も問わず、手を合わせ、語りかけているそうです。
もちろんいずれは、と昭恵さんも考えているようですが、その時も、分骨して、
一部は自宅にと考えているようです。
ただ、その分骨さえまだ踏ん切りがつかないで、気持ちの整理がつくのが、いつになるかは、
誰にも分からないというのが現状です」