その理由について璃子さん(仮名・24歳)は自分の見解を話す。

「学生時代にいわゆる体罰的な扱いを受けながらもそれを受け入れて、なんなら
それを信頼してきたような真面目というかなんというか……みたいな方々が教員になっているから、
体罰事件は減らないのかもって思います」

彼女は英語科の教員として1年間高校に勤務し、さまざまな違和感を覚えながら暮らしてきた。

「みなさんがそうだというわけじゃないですけど、多くの年配の先生方が
『ちょっとしたことで生徒が体罰だって騒ぐから指導がしづらい』とか
『俺たちの頃は体罰なんて当たり前だったけど、今はうるさいからなー』
『軽く小突くぶんには、問題にするほうがおかしい』っておっしゃっていて。

世間がうるさいから体罰は行わないみたいな感じなので、とても驚きました。
体罰というものが子どもに与える影響について考えているという発言や、
体罰以外に子どもたちに指導する方法を積極的に考えようという発言はなくて……」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e8b0510c54295638543ff34b62cb38a9dfe28df