セックスレス男性が「妻とだけ」できない理由

近年、セックスレスの夫婦が増えている。
セックスレスの原因を男女別に見ると、男性側にある場合が多いという。

「もっとも多いのが『性嫌悪症』。性的な接触や性的なムードを極端に嫌って避けようとする症状です。
かつては女性特有といってもいい疾患でしたが、10年ほど前から男性のほうが多くなってきました。
妻に触れられただけで払いのけてしまうなど、深刻なケースもあります」

ここだけを聞くと、よほど性欲がないんだな…と思わせられるが、実態はもっと複雑だ
男性の性嫌悪症の98%が、セックスできないのは“妻とだけ”で、性欲自体は正常。
マスターベーションや浮気はできるというのだから見過ごせない。

「女性からしたら、『なぜ私とだけできないの?』と問いただしたくもなるでしょう。
男性が性嫌悪症に陥る夫婦関係には、次の5パターンがあるという。
1)母と息子の関係に変化 
このうちもっとも多いのは(1)で、夫婦関係が母子関係を呈してしまうケースだという。

「必ずしも妻が年上とは限りません。妻のキャラクターが母親的であったり、夫が妻に依存的だったりする関係性のことを指します
通常、男性は母親の裸など見たくもなければ、セックスしたいとも思わない。
母親のような存在の妻が近づいてくると『近親姦』のイメージがわき、恐怖心を抱いてしまうのです」

https://dot.asahi.com/aera/2013082600013.html?page=2