紛失の筋弛緩剤 院内で見つかる 岡山医療センター、未開封の状態 薬品による被害なし
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 国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)は9日、紛失していた毒薬指定の麻酔用筋弛緩(しかん)剤「ロクロニウム」の50ミリグラム入り瓶1本が8日に院内で見つかったと発表した。未開封の状態で発見され、紛失した瓶と確認されたという。薬品による被害はない。

 同センターによると、2月22日夕、手術ルームの保冷庫からなくなっていることが分かり、岡山西署に被害届を出していた。発見時の状況などは「警察の捜査に関わるためコメントできない」としている。

 ロクロニウムは医薬品医療機器法で毒薬に指定され、50ミリグラム入り瓶1本は成人3人分の致死量に相当するという。同センターは「患者や地域に多大なご心配をかけ申し訳ない。保存方法の在り方を見直し、管理を徹底する」としている。