>>95
スペインはそもそも商売化、「アングロサクソン的近代」を
植えつけるのに馴染まない風土だから。

ジョージ・オーウェルがカタロニア讃歌でそう言ってる。
彼は社会主義者でソ連シンパで
スペイン内戦ではフランコら右翼やナチと戦おうとしたが
まあ勝負でいうとフランコ派に負けることになった。

あの国でソ連勢と右派資本勢が戦い
ソ連勢は負けた。
じゃあ右派と資本勢が勝ったので
スペインがいわゆるナチス的な
近代化と富国強兵化策にいくのかと
いうと
オーウェルは「それも違う」と結論づけて
社会主義者もナチもスペインを近代化
しようと思ってるところでは似てる
けどスペイン的風土はそもそもそういう
近代になじまねーんだわ。
スペイン人はそんなの求めてねーから。
スペインをせこせこ働かせて
サラリーマンにしようという徒労は
きっとあらかた失敗するだろう。
「だがそれがいい」
みたいなのが彼のスペイン体験の
最終結論だった。