元毎日新聞記者の西山太吉氏が2月24日、91歳で逝去した。

 西山氏は1970年代初頭、日本とアメリカの沖縄返還交渉の裏で結ばれた「密約」をスクープ。その密約とは、本来アメリカ側が支払うべき
「軍用地復元補償費」を日本政府が肩代わりするという内容だ。しかし、西山氏は国家公務員をそそのかして機密を入手した罪に問われた。

「外務省機密漏洩事件」、通称「西山事件」と呼ばれるこの事件の裁判で、読売新聞の渡辺恒雄氏は、西山氏の弁護側証人として法廷に立った。
二人は当時、記者として友人関係でもあり、ライバル関係でもあった。
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