免税店で買うより日本で買ったほうが安い

円安の影響を受ける日本人にとってウォン安傾向が続く韓国は、他の国と比べて地理的にも費用面でも魅力的な渡航先であったはずだった。ところが、実際に旅行してみると、もはや過去の「安くてお得」とは程遠くなっていたとAさんは言う。

「ソウルに住む友人はタクシー料金やチャミスル(焼酎)の値段が上がったと嘆いていましたが、そこはまだ日本よりはお得だなと感じました。驚いたのがショッピングです。欧米の有名ブランドの財布や香水なら韓国の免税店は安いだろうと思っていましたが、ネットで日本での販売価格を検索すると日本で買うほうが安かった。韓国の化粧品も、日本のネットのセールで買ったほうが安い。

せっかくコロナが収束してきて海外に行けるようになったのに、韓国でこんなに“爆買い”できなかったのは初めてです。そういう人が増えたからか、免税店やブランドショップの店員さんも、心なしか日本人が来ても“どうせ買わないでしょ”という表情になっていたような……。

ちなみに、日本からソウルへの往復の航空券は日系の航空会社を選んだのもあって11月も2月も約10万円。欧米までの値段を考えるとマシですが、決して安い旅行ではなくなりましたね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f1bae99e7572cdc5f9fe9cccbb2623851b4d9998?page=1