『オットーという男』(3月10日公開) いつもご機嫌斜めなオットー(トム・ハンクス)という男。曲がったことが許せない彼は、家の近所を毎日パトロールしてはルールを守らない人に説教をし、あいさつをされても仏頂面で返す始末。隣人たちから見れば面倒くさくて近寄り難い存在だった。 だが、そんなオットーも、実は人知れず孤独を抱えていた。最愛の妻に先立たれ、仕事も失った彼は、自ら命を絶つことを考えていたのだ。 ところが、向かいの家に越してきた陽気なマリソル(マリアナ・トレビーニョ)とその家族が、なにかと邪魔をして、なかなか死ぬことができない。だが、そのマリソル一家が、オットーの人生を変えてくことになる。 スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』(15)をリメーク。孤独で偏屈な男が、隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマだ。
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