原油に代わる次世代エネルギーとして注目される「合成燃料」。
石油元売り大手の出光興産(東京)は本年度、北海道製油所を置く苫小牧で、実用化を見据えた事業を展開している。
新千歳空港や大規模工業地帯など、需要と供給が見込める施設が立地する好条件を生かし、2030年までに製造や流通の供給網を構築したい考えだ。

(中略)

1月には北海道電力や石油資源開発(東京)などと共に、周辺の工場などから出るCO2を地下に封じ込めて資源として再利用する技術(CCUS)の共同事業を、苫小牧で実施する検討に入った。

CO2は合成燃料の原料などとして使用する計画だ。

山岸孝司所長は「再エネ由来の合成燃料のガソリンや灯油をつくり、皆さんの生活を支える。2030年までに、小規模でもモデルを確立したい」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/13572d7d81dd8c289fb9f14a1503aa85a33ab0c5