シングルマザーら女性受刑者5000人釈放へ コロンビア
【3月11日 AFP】南米コロンビア政府は10日、シングルマザーもしくは貧困層で家族を養っていた女性受刑者約5000人を、社会奉仕を条件に釈放する方針を発表した。
対象は、軽犯罪で8年以下の禁錮刑を科された女性受刑者。全国1万7000人のうち約5000人に資格があるとみられる。
釈放後は、教育・環境保護分野や公共交通機関などで刑期満了まで週5-20時間無給で社会奉仕を行う必要がある。ネストル・オスナ(Nestor Osuna)法相によれば、「5時間労働で1週間服役」したことになる。規定時間以上働いた場合は収入として認められる。
ペトロ氏は「収監され子どもと離れて過ごせば、その子どもは愛情を知らずに育ち、将来その多くが犯罪に手を染める」おそれがあると指摘した。
同国では刑務所の過密が深刻化しており、同氏は厳罰化より犯罪防止政策を支持している。(c)AFP
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コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領(中央)。コロンビア大統領府提供(2023年2月27日提供)。(c)AFP PHOTO / PRESIDENCIA COLOMBIA
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