「絵なんてやめろ」 東京藝大の男子学生から受けた「壮絶デートDV」、女性画家が告白

若手画家の女性、Aさん(20代)は美術予備校から東京藝大に進学する中、交際していた学内の男性から、深刻なデートDVの被害を受けた。

身体的な暴力、性的な暴力、経済的な暴力、精神的な暴力。Aさんが受けた暴力は、政府や自治体が定義するデートDVのすべてに該当する。

しかし、交友関係も制限されて、誰にも相談できなかったことから、相手の「マインドコントロール」から抜け出せず、自分が被害に遭っていることに最初は気づけなかった。

男性と別れたあと、PTSDを発症したAさんが、大学のハラスメント防止委員会に相談したものの、「被害の証拠がない」として、調査もされなかったという。

一般的に、こうした加害行為は、第三者のいない場でおこなわれる。証拠が残りづらいうえ、Aさんは、男性と別れた直後、気持ち悪さからLINEの会話などを削除してしまっていたのだ。

誰にも助けを求められなかったAさんは、どのような被害に遭ったのか。また、同じような被害に遭わないためにはどうしたらよいのか。自らの言葉で語ってくれた。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)

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