ロシアが10倍砲弾を撃つから

https://grandfleet.info/european-region/a-days-worth-of-shells-fired-by-estonias-russian-army-is-equivalent-to-a-months-production-of-a-european-company/

エストニア、ロシア軍が発射する1日分の砲弾は欧州企業の生産量1ヶ月分

155mm砲弾の共同購入をEUに提案しているエストニアは「欧州企業が生産する155mm砲弾量を7倍に引き上げる必要がある」と主張しており、欧州企業が1ヶ月で生産する砲弾量をロシア軍は1日で発射するとも指摘している。

エストニアの計算によるとウクライナ軍が戦場で消耗する155mm砲弾の数は1日2,000発~7,000発=月換算で最小6万発~最大21万発で、欧州企業が1ヶ月間に生産できる155mm砲弾の数は月20,000発~25,000発に過ぎず、これをウクライナの消耗スピードに合わせるためには生産量を7倍=月14万発~17.5万発に増やす必要があるらしい。

ロシア軍が1日に発射する152mm砲弾の数については諸説あるが、EUに提出した文書の中でエストニアは「1ヶ月間に欧州企業が生産する砲弾量をロシア軍は1日で発射する」と述べており、大雑把に言えば「ロシアが戦場に供給(生産分+備蓄分+支援国からの供給分)する152mm砲弾の量は月60万発レベル」という意味で、現時点での生産量(米国/月1.4万発+欧州/月2万発~2.5万発=約4万発)では到底太刀打ちできない。