岡山の消えた中3 大阪・広島で目撃情報も、不明4か月で級友はきょう卒業式

行方が分かっていない岡山県倉敷市の中学3年生、梶谷恭暉さん(家族提供)

岡山県倉敷市の中学3年生、梶谷恭暉(かじたにみつき)さん(14)が昨年11月に自宅から出かけたまま行方不明になって
13日で4カ月となる。在籍する中学校では13日が卒業式。倉敷署には目撃情報などがこれまでに約90件寄せられており、
大阪、広島で「道を尋ねる若い男性がいた」などの証言も寄せられているが、最近の恭暉さんの足取りは分かっていない。
両親は、目撃情報があった場所などに赴くなどして、追加情報を探し、情報提供を求めている。

両親によると、目撃情報が多いのは広島市内。1月中に7件あったという。「携帯電話を落とした、財布がない。
岡山に帰りたいから2号線を教えてほしい」や「島根に行きたいから54号線を教えてほしい」といった内容で、
道を尋ねる男性がいたという。島根県は両親の出身地で恭暉さんの祖父母が住んでいる。

また、3月3日午後5時ごろに、大阪府吹田市の万博記念公園近くのパン店で道を尋ねた男性について
「恭暉さんに目元が似ている」という情報も寄せられた。

店主は「髪はぼさぼさに伸び、手ぶらだった」といい「京都から来た」という男性が「ケータイの充電が切れている。
国道171号線を教えてほしい。歩いて広島に帰る」と話したという。

両親によると、恭暉さんは昨年11月13日、家族が留守の間に外出。14日に広島県尾道市の生口(いくち)島の交番に
恭暉さんのスマートフォンと本が拾得物として届けられた。

倉敷署などによると、身長約170センチ、体重約65キロ、黒髪に黒縁メガネ。
黒い無地の長袖の上着に白または灰色の長ズボン、カーキ色のサンダルをはいていた。
https://www.sankei.com/article/20230313-RVGYFNZTKFIR3DFKCC6SVQ55LU/