名刺は切らしておりまして。多重下請け構造のIT(情報技術)業界に多く見られる言い回し。 [715715613]
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BIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)が2022年に起こした兵庫県尼崎市におけるUSBメモリー紛失事件に関する報告書を先日読み返していたところ、ある記述が目に留まった。興味深くあり、かつ目を疑うようなものだ。
USBメモリーを紛失したのは、BIPROGYが尼崎市の承認を得ず業務を再々委託していた協力会社の社員である。このような無承認の再委託が常態化していた背景として、協力会社の社員が「名刺交換の際には、『名刺を切らしている。』等とし、会話においても実際の社名を明らかにしないよう、暗黙の了解の下、実務が運用されていた」(報告書の原文ママ)というのだ。
令和も続くIT業界の「非常識」
挨拶の際の「名刺を切らしておりまして…」という口上は、システム開発の現場では半ば常識となっている「非常識」である。
これは多重下請け構造のIT(情報技術)業界に多く見られる言い回しだ。再委託先である協力会社の社員が本来雇用関係にある協力会社の社名を隠し、委託先の社員であるかのように振る舞う際に使われることが多い。
一次請けである委託先企業に常駐して開発業務などに携わる場合、委託元企業と打ち合わせなどで名刺交換する機会は少なくない。だが再委託先企業の社員は委託先企業の名刺を持たない。委託元企業は自身を委託先企業の社員だと思っているため、自身が雇用関係にある協力会社の名刺を渡すわけにはいかない。「名刺を切らしている」はそうした状況で自身の身元をごまかすための苦肉の策というわけだ。
記者が10年代前半から中盤にかけIT業界にいた際にも、似たような状況を見聞きしたことが何度かある。それ以前からずっと行われてきた慣例だということも、周囲の話を聞く中で知ることとなった。
だが当時より10年近くたった今、まさか令和になってもそのようなおかしい慣例が続いていることはないだろうと思っていたところ、BIPROGYの報告書で記述を見つけ驚いたわけだ。
BIPROGYの場合、尼崎市が無許可での再委託を禁止していた。にもかかわらず、BIPROGYは尼崎市の許可を得ずに再委託をしていた。それを隠すため現場に所属企業を名乗らせなかったようにも想像できてしまう、悪質性があるとも捉えられかねないケースだ。
これがBIPROGYや再委託先企業の指示によるものだったのか、BIPROGYに問い合わせたところ「報告書の個々の記載に関する質問への回答は控える」との回答を得た。
「所属企業隠し」は違法? 弁護士の見解は
システム開発に関する法務に詳しいSTORIA法律事務所の杉浦健二弁護士は「状況にもよるが委託元企業に対して、二次請け企業の社員が所属先をぼかすこと自体が直ちに法に触れるわけではない」と指摘する。ただし場合によっては、一次請けの企業がリスクを負うケースもあるようだ。
考えられるのは偽装請負を疑われるケースである。一次請け企業が、二次請けの協力会社社員に一次請け企業の名を名乗らせたり、一次請け企業の社員であるかのように振る舞うよう指示したりすることで、協力会社社員に対する指揮命令関係にあるとみなされうる。「業務委託先と委託元が指揮命令関係にあったとみなされれば、偽装請負にあたるとして労働者派遣法等に違反する疑いが生じる」(杉浦弁護士)
ただ実際の現場では、一次請け企業の指示はないものの二次請けの社員が気を利かせたつもりで一次請けの社名を名乗ったり、所属企業をごまかしたりすることもある。こうした状況について、杉浦弁護士は「委託元企業からすれば、目の前にいる相手が自社にとって直接の契約当事者である一次請け企業の従業員か、協力会社の従業員なのかは重要な事項だ。委託契約に抵触する可能性も生じる」と懸念する。
「所属企業について誤解を与えるような言動は慎むべきだろう。一次請け企業としても二次請け企業の社員がそのような発言をしないよう、監督する必要がある」(杉浦弁護士)。過去に機転を利かせた結果、現場で同じようなことをした覚えがある人は、今後留意しておく必要があるだろう。
技術者の自尊心おとしめる悪弊
法的な観点だけが問題ではなく、所属企業隠しは本人のメンタルに悪影響を与えると記者は考えている。対外的な仕事をする際、自分が所属する会社の名前を堂々と名乗れないことを、社員はどう思うか。所属企業の社名や自身の仕事に対する自信を無くすのではないだろうか。
社名をひた隠しにしなければならないような働き方は、社員の所属企業に対するロイヤルティーを下げ、ゆくゆくは人材の流出につながるだろう。技術者の確保がますます難しくなる昨今、それはITベンダーにとって大きな痛手であるはずだ。
IT業界時代の知人は「客先常駐で開発に携わり、自社名を名乗る機会はほとんどなくなった。所属企業への帰属意識は消失した」と漏らしていた。本邦のシステム開発において常態化している客先常駐だが、そこで働く人々の自信を奪うような悪弊が残るのならば、取り除かねばならない。
顧客から禁じられているわけでなければ、再委託は堂々とやるべきで、協力会社の社員も堂々とすべきである。協力会社の社員であっても「X社から業務を委託されたY社のZです」と、対外的に自信を持って名乗れるような文化を醸成できれば、所属企業への意識も変わると信じたい。システム開発現場で長年続く悪弊を是正するのは夢物語だろうか。 日本はこうした問題が可視化されたところで改善されない国 自社の名刺あっても配ることないわ、客先名義は作ってもらえない
名刺交換って何?って感じ 逆に考えて責任おわなくていいんだから自分のスキルアップのためにやりたい放題だろ?
これからは個の時代なんだから責任もって己を磨けよ IT業界って建設業界とほんと似てるよな
知り合いの職人のオッチャンも会うたびに違う会社の作業着着てるわ 相手もわかってるから名刺きれててっていってもあぁはいはいってなるよな
逆に自分の社名いったら驚かれたりするしそもそも悪いことなのに隠してる場合もあるしやばいよな 普段外に行かない部署で元々名刺作ってないのに急に挨拶行くことになってこれ言ったら先方にしばらくの間出向の人だと思われてたわ 今更メンタルに悪影響とか言われても遅すぎるよ
俺はもうこの国のことを諦めた 誰もが知ってる企業名の看板のうちで仕事しつつも本人はクソ雑魚で最初のうちはメンタルに結構くる
今は社名も名刺も問題なく出せるが名刺出す機会がいつまでもない
別に機会なんていらんが >>10
ほんまそれ
IT業界に土建屋の多段請負システム導入したから成長しない業界になったんやろなぁ
ていうか五輪もそうやし日本中が自分たちの「下」を作ってそれらを管理することで利益を得る仕組みになってるのやばい
自分たちの手足食べてるだけっていう 給料はそこまで悪くなかったしとんでもなく仕事も楽だけどメンタルはほんと駄目になったな
今転職活動中 去年会社移転して名刺変えないとなのだけどまだ手元にない
そもそも新しいのが作られてるのかも分からん 名刺交換してきても結局営業にスキャンデータを渡すくらいなら
最初からデジタルデータでいいだろと最近思ってる 元請けの社名が入った名刺持たされてたわ
客によって使い分けなきゃならない 俺はみたことないが複数名刺もたされてるって話もここでみたな 社長の資質がない奴が社長をやってるから偽装請負や多重派遣の仕事しか取れねえんだよ
IT企業は統合して数を減らすべき 派遣さんにも名刺50枚くらい渡すだろ
名刺切らしてますとか言われた方がだらしなく見えてうちの会社の印象悪いしさ >>32
昔はやってたかも
今はわかってて堂々とやってるだけだからそんなの気にしない IT業界ってキラキラのイメージがあると思うが、実際には底辺職だからな >>19
メンタルやられて無職になってまだ前向きになれてないわ 日立です!w(日立子会社(日立孫会社(日立関連会社(別会社の派遣社員))))みたいなことか? >>39
Fの○○です!
→F子会社から仕事貰ってる独立系IT会社の従業員
みたいな それでも仕事にありつけるまだヨシって不況の時期もあったけど
最後に「案件延期になりましたのでお話なかったことにw」はさすがにむかついた ①うちの社長につれられて道端でなんかしらん営業と顔合わせ
②じゃああと頑張ってと言われ連れられた先はなんかでかいビルの打ち合わせスペースでしらん営業と上位会社のプロパーっぽいのと顔合わせ
③若干の口裏合わせしつつ一緒に大元の会社へ面談でなんと5人も相手がいる
④クソうざい質問の嵐のうえお互いミスマッチなのか話が噛み合わず後日お祈り
1回この流れ経験したらもうやらん
糞すぎる これくらいならまだましだろ
企業名が載ってなくて名前と携帯電話の番号しかのってない名刺渡されたことあるわ
多分会社がコロコロ変わるからだと思うけど、わからん人には個人でやってるのかと勘違いすると思う 表立っては言えねえけど下請けだって察してくれなって意味だよ >>42
Fって今人事は全部本社所属でやってるんじゃなかったっけ? ケチくせぇなぁ
どうせ偽装するなら名刺くらい作ってやれよ
ほんと頭悪いぜ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています