今月9日、佐賀県鳥栖市の住宅で両親を殺害したとして逮捕された19歳の大学生の長男が調べに対し、「学業や生活態度への両親の言動に不満を感じていた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は両親との関係が事件につながったとみて、慎重に調べを進めています。

福岡市の九州大学に通う19歳の大学生は今月9日、佐賀県鳥栖市の実家で50代と40代の両親を刃物で切りつけるなどして殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。

これまでの警察の調べに対し、大学生が「大学での学業を含めてこれまでの生活態度に対する両親の自分への言動に不満を感じていた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

また、大学生は事件の当日、ふだん生活している福岡市から自分の車で鳥栖市の実家を訪れ、日中に家に2人でいた両親を刃物で刺したとみられ、両親の体には多数の刺し傷や切り傷が確認されたということです。

警察は両親との関係が事件につながったとみて、いきさつや動機について慎重に調べを進めています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230313/5080014079.html