学生を長時間拘束、カラオケ帰りに手触る 短大講師を停職3カ月処分

 大分県立芸術文化短期大学は13日、学生を長時間拘束するアカデミックハラスメントや、深夜に2人でカラオケに行き手を触るセクシュアルハラスメントがあったとして、40代の男性講師を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 同大の安藤善之事務局長らが県庁で会見した。被害学生は2人。1人は2021年12月~22年4月に計6回、土日や春休みに2~3時間指導を受けた後、最長で4時間、講師の研究室で「お茶」と称して拘束された。精神的苦痛のため22年6月から休学しているという。

 別の学生は20年11月に講師と2人で食事に行った後、午前2時すぎまでカラオケをし、帰りに公園で1回手を触れられた。学生は一時、不登校になったという。

 小手川大助理事長は「当該学生や保護者、県民の皆様に心からおわびする。より一層の綱紀粛正の徹底と大学の信頼回復に全力を挙げて取り組む」とコメントした。(倉富竜太)

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