発毛サロンの写真を無断でネット広告に使用した疑いで、男が書類送検されました。いわゆる「フェイク広告」で利益をあげていたとみられます。

 「医療用は裏切らない」などとうたった育毛サプリのネット広告。サプリの効果を示すような写真は、全く関係のない京都市内の発毛サロンのホームページに掲載されていたものでした。

【被害にあったサロンの代表】
「スマホでニュース見るじゃないですか。ダーっと見てたら、私が撮った写真がでてきたから『なんで?』って。びっくりしました」

 被害にあった発毛サロンは、2021年、写真が無断でネット広告に使われているのを発見、刑事告訴しました。警察は捜査の結果、ネット広告を運営していた男の犯行と特定し、3月、著作権法違反の疑いで書類送検しました。

 捜査関係者によると、男は2021年までの約5年半の間、発毛サロンのホームページの写真を無断で使用し、育毛サプリのうその広告「フェイク広告」を作って収入を得ていたということです。

【被害にあったサロンの代表】
「『効果写真使っていいよ、ただし顔は隠してね』という条件で撮らせていただいて、まさか悪用されるなんて。あまりにもひどいです」

 調べに対し、男は「気軽な気持ちで引用した」と容疑を認めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a83f4da83499fc59917858cd9360b007fbb77a2a