RME、“ブランド史上最高スペック”のAD/DAコンバーター「ADI-2/4 Pro SE」
https://news.yahoo.co.jp/articles/76c8f00aaeddec94300db39878abfd9e30efabad
シンタックスジャパンは、同社が取り扱うRMEより、
AD/DAコンバーター “ADI-2シリーズ” のフラグシップモデル
「ADI-2/4 Pro SE(Special Edition)」を3月15日より発売する。
価格はオープンだが、税込396,000円での実売が想定される。
RMEの新たなフラグシップ・最高峰のハイエンド機として、
ブランド史上最高のスペックを実現したというAD/DAコンバーター。
スタジオのマスターAD/DAからプロフェッショナルのマスタリング、
オーディオ愛好家のリスニングまで、理想のセンターピースとして使えるとアピールする。
回路基板は新開発されており、メイン基板にはカスタムの厚さで作られた銅を採用し、
10レイヤーで形成。コンパクトなサイズでも十分な機能性を実現するとともに、
ヘッドホン出力に個々の電源を確保し、ノイズの乗らない最も理想的な環境を提供可能にしたという。
内部電源ステージと高精度レギュレーターにはパフォーマンスを低下させない超低ノイズ設計を施し、
オペアンプには全条件下で最高のS/NとTHD、高スルーレートを実現するという
「SoundPlus」を採用する。アナログ回路全体は完全なシンメトリカル、バランス、
DCカップリングで設計。信号経路の唯一のコンデンサーは、
アナログ入力ソケットでDCを保護し、音への影響を避けるよう慎重に選択したとする。
ステレオ2系統に対してそれぞれプレミアム品質のDACを採用し、
最大PCM 768kHz/32bit、DSD 11.2MHzの録音・再生に対応。
内部オーディオ処理には2.17Giga FLOPS(2882 MIPS)構成のDSPチップに、
さらなる演算のためのFPGAを搭載し、768kHzの作業でもPCに負荷をかけずに実行できるとしている。
クロックにはフェムト秒(1000兆分の1秒)単位でジッターを抑制できる「SteadyClock FS」を搭載。
ディスクリート回路によりリファレンスレベルを5段階(+1、+7、+13、+19、+24dBu)で
切り替え可能なため、あらゆる製品と最適なレベルでの接続が可能だとする。
RIAAアンプも搭載し、レコードプレーヤーをフォノイコライザーなしで接続できる「RIAAモード」を用意。
デジタル領域でゲインやRIAA EQを処理することで小さなチャンネル偏差、
正確なRIAA補正、高いオーバーロード耐性など実現するほか、
ランブルフィルターや150Hz以下の低域成分のみをモノラル化する「RIAA Mono Bass」などの
補正機能によって、レコードのバックグランドノイズを抑えつつ、
高品位なリアルタイム再生やデジタルアーカイブを可能にするという。
アナログ入力は2系統(XLR/TRSコンボジャック)、出力はXLRとTRSを2系統ずつ装備。
前面にはヘッドホン用のTRS出力2系統と4.4mm 5極出力1系統を備える。
強化されたというExtreme Powerヘッドホンアンプは、リファレンスクラスのサウンドとヘッドルーム、
S/N 123dBAとノイズフリーなモニタリングを提供すると説明。
またTrueBalance機能によって、ヘッドホン出力とアナログ出力で別のソースを出力することもできる。
4.4mm5極端子は今回が新搭載。
Pentaconnプラグを採用しており、バランスプラグが接続されると自動でバランスフォンモードになる
「プラグ検出機能」も搭載する。
加えてExtreme Powerヘッドフォンアンプに新たにIEMモードを備えることで、IEM接続にも対応した。
また、多くの要望を取り入れ、3.5mmモノラルジャックプラグを介し、
12Vのスイッチング信号を提供する「トリガーアウト機能」も新搭載。
トリガー入力を備えた外部機器と接続することで、パワーアンプなど
外部機器の電源を本製品と連動して切り替えるなどできる。
ほか、マルチチャンネルモードやクラスコンプライアンスモード、
バイノーラルクロスフィールド機能なども搭載。
電源モジュールも高効率(90%以上)の最新鋭のスイッチング・レギュレーターを内蔵した
新開発のものとなっている。外形寸法は215W×52H×180Dmm(ノブ、足含む)で、質量は1.2kg。