原発事故収束従事で白血病発症、労災に認定 5例目、40代男性
2023年03月14日 15時05分
 
 厚生労働省は14日、東京電力福島第1原発事故の収束作業に従事し40代で白血病を発症した男性について、業務による被ばくが原因の労災と認定した。第1原発事故の被ばくによる白血病の労災認定は5例目。

 厚労省によると、男性は1998(平成10)年5月~2021年12月のうち約23年、放射線業務に従事。事故発生直後は主に第1原発構内で原子炉への給水操作や水処理設備の運転操作などを行った。積算被ばく線量は約124ミリシーベルトで、そのうち約95ミリシーベルトは事故後の第1原発作業で被ばくした。作業中は放射性物質の吸引を防ぐ全面マスクや防護服を着用していたという。

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