自宅の池で50年育ててきたニシキゴイ10匹盗難か 日立

茨城県日立市の住宅の池で50年育ててきたにしきごい10匹が盗まれる被害があり、警察は窃盗事件として捜査しています。

被害にあった90代の男性は「家族の一員のような存在で、わが子を亡くしたような気持ちです。無事で帰ってきてほしい」と話しています。

被害にあったのは、日立市の椎名典弘(94)さんです。

今月9日の朝、自宅のくぐり戸が開いていたのを不審に思い周囲を見回したところ、庭の池で飼っていた体長30センチから40センチほどのにしきごい11匹のうち10匹がなくなっていたということです。
にしきごいが、池から逃げたり動物に食べられたりした形跡がないため椎名さんは盗まれたとみて被害届を出していて、警察は窃盗事件として捜査しています。

にしきごいは、椎名さんが50年ほど前に、にしきごいの産地となっている新潟県の旧山古志村で購入したもので、椎名さんは毎朝、餌を与えて育ててきました。

池に近づくと、にしきごいは口を開けながら寄ってきて池の中に手を入れると、椎名さんの手を触れるように泳いでいたといいます。

家族のような思いでかわいがっていたにしきごいが盗まれ、椎名さんはさみしい気持ちになるといいます。

椎名さんは「ひ孫が家に訪れると毎回、楽しみにしていました。にしきごいは、家族の一員のような存在で、わが子を亡くしたような気持ちです。無事に帰ってきてほしいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230316/1070020335.html

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