>>56
今すぐ死ね無能

http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/system.htm

2、代議員、役員選出システム=上からの任命システム

 〔小目次〕
   1、代議員選出=任命システム
   2、役員選出=任命システム
 1、代議員選出=任命システム

 地区党会議、県党会議の上り(前期)党会議で、それぞれ県党会議代議員、党大会代議員が選出される。その場合、代議員候補者リストは、(1)地区常任委員会、都道府県常任委員会が作成し、(2)各総会が形式的に確認する。(3)そのリストからは、党中央への批判者・異論者は完全に排除される。(4)党会議前には、そのリストは上級機関の事前点検を受ける。(5)上級機関がクレームをつけた候補者は即座に排除される。(6)下級機関がそのクレームに納得しないときは、上級、党中央が複数の役員を派遣して、強力な説得、事実上の脅迫をして、排除を強行する。(7)地区、都道府県党会議当日での自薦立候補は建前としては認められている。しかし立候補届け者に対して、代議員選考委員会、選挙管理委員会が、陰に陽に立候補取りやめを迫る。

 そこには、日本語でいう選挙・選出の実態はなにもない。それは、(8)落選する人のいない信任投票という指名形式であり、選挙の形を装った代議員任命システムである。1997年第21回大会の中央委員信任投票では、党大会代議員1000人中不破不信任2票、志位不信任1票だった。

 党大会代議員1000人が伊豆学習会館に集まるまでの任命ルートを、4段階で確認するとどうなるか。まず、(1)316地区常任委員会が批判者を排除した都道府県党会議代議員候補者リストを作成する。→(2)地区委員会総会前、あるいは地区党会議前に、都道府県常任委員会にそのリストを提出し、点検を受け、都道府県という上級機関がクレームをつけた代議員候補者をリストから自動的に排斥する。→(3)次に、47都道府県常任委員会が党大会代議員候補者リストを、党費納入党員約280人から300人に一人という割合で党中央から指定された人数の枠内で、批判者・異論者を厳密に排除して決定する。→(4)都道府県委員会総会前、あるいは都道府県党会議前に、中央委員会書記局にそのリストを提出し、党中央がクレームをつけた代議員候補者をリストから自動的に排斥する。

 これら4段階にわたる批判者排除フィルターによって、批判者・異論者は完璧に濾過される。その濾過され尽くした結果が、伊豆学習会館の1000人である。

 これでは毎回、満場いっせいの笑い、満場いっせいの拍手、満場一致の採決になるのは当然である。1994年第20回大会の志位報告で、「幼稚な観念論の持ち主」とされた丸山眞男に対して、満場いっせいの嘲笑が浴びせられたのは何の不思議でもない。