都内初、新橋と虎ノ門を結ぶ通りに「ほこみち制度」を導入

歩道の占用許可を柔軟に、マルシェの開催などでにぎわいを創出
「新虎通り」として知られる新橋・虎ノ門間の環状第2号線は、1946年に都市計画が決定されてから約70年の歳月をかけ、2014年に開通した。周辺には2020年に「虎ノ門ヒルズ」「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」が立て続けにオープンし、近年注目を集めている。

同エリアのシンボルストリートでもある新虎通りが2023年3月17日(金)、東京都内で初めて利便増進誘導区域に指定された。今後は「ほこみち」(歩行者利便増進道路)として、さらなるにぎわいが創出されるという。

同制度は、2020年に国土交通省が創設。道路空間の活性化などに対応するために立ち上げられ、指定を受けた道路では区域内の道路占用許可基準が緩和される。これまでも、試験的に地元団体がオープンカフェの設置などを行ってきたが、歩道エリアのスペースを利用したイベントの実施など、活用の幅をさらに広げられるようになった。

直近では、グルメや雑貨などを扱うマルシェを2023年4月27日(木)~29日(土)に開催するほか、世界的アーティスト、タイラー・ホッブスが新虎通りに面したビルの壁面にミューラルアートを描く予定だ。

https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/shintora-dori-street-connecting-shinbashi-and-toranomon-designated-as-hokomichi-to-revitalize-the-road-space-031723