――『日本、アルコール依存症、そして、男らしさ』(仮題)の序文によると、あなたは、「日本でアルコールがどのように消費され、規制されているか」に関心を持ったといいます。そして、「人々が驚くべき頻度で深酒し、駅のホームで吐いたり、公の場で酔っぱらったり、至る所で酔いつぶれて寝込んだり」しても、誰も気に留めず、駅員が淡々と掃除するだけだという事実にも興味を持ったそうですね。

 日本を外から眺めると、そう見える。そう感じるのは、アメリカ人だけではないだろう。もちろん、世界のどの国でも、酔っぱらう人々はいる。特に大きなイベントなどがあれば、そうだろう。例えば、アメリカだったら、2月初めに開かれるアメリカンフットボールの一大祭典「スーパーボウル」だ。

 しかし、日本では、それが日常的に起こる。木曜日や金曜日、土曜日の夜ともなると、東京など、多くの主要都市で人々が泥酔し、自著の中で説明したような光景が繰り広げられる。私には、それが驚きだった。日本を訪れる外国人の多くも、ひとたび夜の街に繰り出せば、同じように感じるはずだ。

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