映画『スラムダンク』韓国をはじめアジア各国で大ヒット。その理由とは?
3/16(木) 12:12配信

国内で興行収入116億円を突破し、今も成績を伸ばし続ける『THE FIRST
SLAM DUNK』。その人気は日本だけにとどまらず、アジア全域を
巻き込んでいる。

韓国では1月4日に公開され、ハリウッド映画や韓国映画の話題作に
劣らぬ大ヒットを記録し、『君の名は。』が持つ韓国での日本映画歴代
興収記録を塗り替え、1位の座についた。ハリウッド作品も含めた
アニメーション映画の歴代興行収入でも歴代8位につけており、
まもなく歴代7位の『カンフー・パンダ』を抜くと見られている。

原作漫画の知名度の高さ
『THE FIRST SLAM DUNK』が韓国でこれほどまでに人気を集めている理由は
何か? まずは原作漫画の知名度の高さだ。

韓国では90年代に同作のTVアニメが放送、原作漫画も翻訳され大ヒットを
記録。そんな90年代に青春・幼少時代を過ごした40代、30代が大挙して
映画館に詰めかけた結果、大ヒットとなったわけだが、映画の評判が
高まると観客層に変化が生じてきたようだ。
韓国の大手シネコンCJ CGVによると、公開当初は10%台だった
20代の観客が26.1%まで上昇、さらに、公開当初は男性中心だった
客層にも変化が生じ、女性観客が55.2%と過半数になっていると
KBS WORLDは伝えている。

映画館ではグッズの販売だけでなく、声優の舞台挨拶やキャラクターと
一緒に写真を撮ることができるフォトゾーンの設置、さらにメンバーや
学校別で応援しながら鑑賞できる応援上映会が開催され、ヒットを
後押ししている。

原作漫画の売り上げも急増し、新装再編版の単行本は100万部を超えているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aff51bccf45502c04feed327b71c8afc4d2bf29e