Pruno は、刑務所の食堂で提供されるリンゴ、オレンジ、ケチャップ、砂糖、牛乳などを原料に作られることが多い。発酵には、パンに含まれるイースト菌が利用される。また、Pruno の醸造にはワイン樽ではなく、ごみ袋が使用される。完成したワインのアルコール濃度は、発酵日数によっても異なるが、14%に達することもあるそうだ。

Pruno の味は「吐き気を催すほど」ひどいものだという。だが囚人にとって味は問題ではない。アルコールであり、酔えること。それが最も重要なのだという。

米国メディア Buzz Feed は、Pruno のレシピを YouTube に動画で公開した。それによれば、Pruno の製造手順は次の通りだという。


2. フルーツ、ケチャップ、砂糖をゴミ袋に入れ、フルーツをつぶしながら良く混ぜる

Buzz Feed によれば、囚人の気持ちを想像しながら、「世界に対する怒りをぶつける」ように、ゴミ袋を殴ると良いそうだ。


グラスを回して、腐ったジャンバジュースのような香りを存分に楽しむ

吐き気を催す味に悶絶する

また、製造した Pruno を飲むのは危険でもある。米国の公共ラジオ局 NPR によれば、2012年にはユタ州の刑務所で、米国史上2番目に大規模なボツリヌス菌のアウトブレイクが発生し、8人が、嚥下困難、嘔吐、視覚異常などの症状を起こして入院した。このうち3人は、集中治療室での加療が必要となったという。このアウトブレイクの原因となったのが、同刑務所内で製造された Pruno だそうだ。

吐き気を催すほどまずく、食中毒の可能性があり、しかも法律違反の Pruno の密造。メリットは何一つ無いので、絶対に実行しないようお願いしたい。

https://m.youtube.com/watch?v=VdpTD1tPjNU&feature=youtu.be
https://entabe.jp/amp/news/article/2094
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