米アマゾン・ドット・コムは従業員9000人を追加削減する。同社は既に過去最大規模の人員削減を実施している。

アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は20日、社内向けに人員削減を発表。今後数週間のうちに実施され、主にアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と人事や広告の各部門、ライブストリーミングサービス「トゥイッチ」のグループに影響が出るという。

ジャシー氏は「景気の不透明感や、近い将来の不確実性を踏まえ、当社はコストと人員をさらに削減することを選択した」と説明。同文書はアマゾンのブログに掲載された。

同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で雇用を拡大していた。先月には合計で約1万8000人に上る雇用削減を完了。人材採用および人事の各チームや小売りグループ、デバイスチームなどが大きく影響を受けていた。

先週にはフェイスブックの親会社、米メタ・プラットフォームズが約1万人の人員削減を計画していると発表。約5000人分の空きポジションについては埋めない方針だと明らかにしていた。

アマゾンは昨年12月末現在、全世界で154万人の従業員を抱えていた。その大半は倉庫で商品の梱包(こんぽう)や出荷を担当する時給労働者。

原題:Amazon to Cut 9,000 More Jobs, Including at AWS and Twitch (2)(抜粋)
(第3段落以降に詳細を追加して更新します)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-20/RRTQABT0AFB501