岸田文雄首相がウクライナを訪問した背景には中国の介入への警戒がある。習近平(シー・ジンピン)国家主席はロシアのプーチン大統領と20、21両日に会談しており、ゼレンスキー大統領とも協議する観測があるためだ。

5月に広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)にゼレンスキー氏を招きG7との結束を確かめる。

首相がG7の議長国として重視するのは法の支配を重んじる国々によるウクライナへの支援だ。ウクライ...

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA159GI0V10C23A3000000/