【WBC】大谷翔平、胴上げ投手か「大谷ルール」救援登板はDH解除、試合締める状況が現実的
侍ジャパンの大谷翔平投手(28)が、準決勝のメキシコ戦を勝ち抜き、決勝で二刀流として準備する覚悟を示した。
所属するエンゼルスの開幕戦(3月30日、アスレチックス戦)を見据え、準決勝以降は打者専念となる見込みだったが、
決勝戦でマウンドに上がる可能性が出てきた。実現するなら最終回、リードしている展開での登板が現実的。
胴上げ投手・大谷で、世界一を奪回するシナリオが浮かび上がった。
夢のシナリオは実現するか。大谷は準決勝の前日、戦いの舞台となるローンデポパークでキャッチボールなどの投手調整を行った。
3大会ぶりの世界一まであと2勝。準決勝では打者に専念し「勝つだけだと思うので、ピッチャーは抑えてくれると信じてますし、
あとはバッターがどれだけ、楽にさせてあげられるか。問題なくみんなが計算通りにいけば、間違いなく勝てる」と胸を張った。
決勝進出から、胴上げ投手へ−。夢のような、びっくりプランを実現してしまうのが大谷だ。
決勝戦で投げる可能性について「中継ぎでいく準備はしたい。最後の最後ですし、自分の体と相談しながら決めたいと思います」
と意欲を示した。1次ラウンドでは開幕投手を務め、投打で好スタート。準々決勝のイタリア戦でも投打に活躍した。
そして決勝戦も、二刀流でフィナーレを飾る可能性が出てきた。
昨季から導入された、投手がDHとしても出場できる「大谷ルール」は、先発の場合のみ適用される。
DH大谷がリリーフで登板すると、その時点で「DH解除」となる。仮に大谷が降板すれば、その後の救援投手が
打順に入る不利な状況も生まれてしまう。中継ぎ待機とは言っても、DH大谷を投手で起用するなら、
リードした場面で試合を締める状況以外は考えにくい。つまり、大谷が胴上げ投手となるシナリオが完成する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f39b0764a77f26ecb49e614f55f6202c6ae00cd9