ウクライナ訪問中の岸田文雄首相は21日、首都キーウでゼレンスキー大統領と初めて対面で会談した。会談後の記者会見で岸田氏は、殺傷能力のない装備品の支援を新たに表明。ゼレンスキー氏は5月のG7(主要7カ国)広島サミットにオンラインで参加する意向を示した。

岸田氏は会見で、広島サミットの開催前に「(ゼレンスキー氏と)直接、お話をし、日本の揺るぎない連帯をお伝えしたいと強く願っていた」と説明。「ロシアのウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」とし、今回のウクライナ訪問で「このことを改めて強く感じている」と述べた。また、「唯一の戦争被爆国の我が国として、ロシアの核兵器による威嚇は受け入れられない」と強調した。

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